2008年02月18日
ストラダーレ制作回想記前篇

ランチア・ストラトスをつくる。昨年秋にそう決めたのはMagSL主催のモーターショーに参加しようと思ったから。車をつくるなら選択肢はそれ以外に思い浮かばなかった。
まるで未来の写真から切り抜かれた夢のカタチ。
鋭くも美しいウェッジシェイプは幼かったころの俺にはそう見えた。成長してから知った勝利の数々。親会社フィアットの意向でワークス活動を退かされてからも最新鋭マシンを擁するワークス勢に何度も泡を吹かせたプライベーターたち。
……もうたまらなく好き。
話が激しくそれた。
「面構成が複雑なストラトスのボディをつくるならスカルプしかない!」と思って、スカルプにいきなり初挑戦したあの日。スカルプの縛りを知らずに普通のカーモデリングの手法でボディをつくって、ある程度形になったところで上げてみたらグシャグシャで途方に暮れた締切一週間前(苦笑)
「スカルプでは締め切りに間に合いっこない」と締切3日前に通常のプリムでどうにかそれらしい形をでっちあげる方向にシフト。絶対に譲れないディティールと30プリムの制限故に妥協すべきことを選定し3日間で形をつくりあげ初めて組み込むスクリプトに悪戦苦闘。テクスチャをつくる時間も腕もなかったのと、いきなりGr.4仕様は個人的に恐れ多い気がしたので市販車仕様であるストラダーレに。どーにかこーにか締め切り30分前くらいで提出。
このときはまだ走るだけでリトラクタブルライトが動かなかった。
しばらくしてからドアスクリプトの応用でリトラが動くようになるも、当初はグローバル座標を参照していたので車体の向きが変わるたびにライトの動く向きが変わるという事態に遭遇。
やっぱラリーで戦う車なんだから2シーターじゃなきゃダメだろ、と思い2シーター化するも2人目が乗った途端車体が傾く怪現象に遭遇。原因はドライビングポーズを作成するときに腰の座標が高かったことなんだけど、まあ色々無駄なことやったけどkanamekkoさんのアドバイスで問題解決。
この頃から某おーじ様に泣きつき始める。
スクリプトを自分で書くと経験不足のためにエラーの山→非常にストレスが溜まる→俺は走りこんで挙動の調整に専念したい→使えそうな関数を調べ上げて仕様書を作って某おーじ様に作成依頼→精神衛生上の理由でこれがベスト!という結論に。
長くなりそうなんで続きは後日。
そうそう、29日夜に発売記念タイムアタック大会を速度郷で開催します。賞金出すよ! ブービー賞もあるよ! 記念グッズの配布もあるよ! 企画の詳細もまた後日。
「参加資格は製品版ストラダーレのオーナーであること」っていい切りたいとこだけど、試乗車でもいいです。性能そのものはまったく変わらないし(笑)
なんつーか、溢れる想いを詰め込んだマシンの制作がひと段落したのでぱーっと騒ぎたい気分なんだよね。まだまだバージョンアップしていきたいネタはたくさんあるんだけど、今の時点で俺が納得できるレベルの仕様はすべて盛り込んだから!
2008年02月18日
発売記念ムービー
友だちがこんなムービーを作ってくれた! ちょっとコミカルだけどストラダーレの運動性能はわかるハズ。
ラストの急減速からのUターンに注目。
試乗車は↓でゲット!
http://slurl.com/secondlife/Niseko%20Hirafu/60/87/24/?title=Seisouken